23.9.17

Tour de Molvccas 2.2 3rd stage

9/20 Tour de Molvccas 第3ステージ 153km

6:15。
廊下が慌ただしい。不吉な予感がする。
各チームスタッフが何やら、右往左往の大騒ぎになっている。

大会から御達しが来たそうで、急遽、8:30から行われるホビーライダーのファンライドイベントに参加しなければならないらしい。
急いで会場へと向かえば、誰もいない。やはりな。


一応、朝食会場も設置されていて、とりあえずみんなでコーヒーを一服。

していたら、歓声が何処からともなく響いてくる。
出ました、放置しといて勝手に始めるやつ。
だらだらと30分くらい連れまわされて、いろんな踊りで歓迎され、スタート地点に辿り着いた。


だが、そこで待ち構えていたのは、朝の満員電車ばりの人口密度で押し合いへし合いしながら、選手達の写真を収めんとする、セルフィニストの群衆であった。
iRCコーステープを規制線代わりに使い、何とか準備するスペースを確保する。
しかし、それでも諦めないセルフィニスト。特に子持ちは、子供達の笑顔を盾ににして規制線を突破しようとしてくる。
だが、それらを遠ざける兵隊と警官。助かる。
と思いきや、あげく兵隊と警官までもが、どさくさに紛れて「ミスタ〜」と笑顔で腕を掴んでくる。
その笑顔には、無下に突っぱねたら撃ち殺されるんじゃないかと思わせる、有無を言わせぬ威圧感と影を纏わせている。
さすがにイラッとしたが、さっさと撮らせて、アップも無しに、揉みしだかれながら逃げるようにしてスタートラインへ転げ着いた。

コースは昨日の逆走をするコース。
ゴールは2kmの頂上ゴール。

作戦としては、オープン。
逃げに乗って行き、ステージを狙っていく。
もし集団内でゴールしそうなら、先輩達を先頭で入らせて、発射する。


スタートしてすぐに、きついアップダウンが続く。広島三段坂を延々繰り返している感じ。身体は軽く、脚がよく回る。
本音として、もしここで逃げに入れなければ、自分の勝利の為に100%の力を使えなくなるので、ここは必ず決めなくてはいけない。明日以降のコースを考えると正味、ラストチャンスだ。
総合上位は見合っているし、リーダーチーム(st.george)も不要な逃げの吸収は避けたいはず。

アップダウンがかなりキツイので、決める為のアタックをかけるタイミングを、落ち着いてギリギリまで探っていく。
うまいこと立ち回って、そろそろ抜け出せるかと準備したところで、リッチーから「今日はノーアタック、最後の登坂までリーダーチームと共闘して、ジャイ達に勝負をさせる。」との御達し。


そんな感じで、リーダーチーム2人と阿曽の4人でペースメイク。


逃げを作るが、大人数が抜け出さないようにする。
淡々と回してるだけで、先頭との差が広がったり縮まったり、前のペースが安定していない。
これは勝手に降ってくるな、と気が楽になる。


特にやる事、考える事がない。
ラスト15kmで、ペースアップもしていないのに、前が勝手に諦めて、勝手に降ってきた。
集団が不安定になりやしないか警戒するが、特に何も起きずにラストに近づく。


最後も7-11とCCNがちょろっと位置取りしてきただけで、踏むだけで先頭で登り口に突入。

トマ、ジャイ、リッチーを発射すべく、立ち上がりからフルスプリント。
そこからさらにトマがもりもりアタックしていく。
最後はリッチーがステージ優勝。ジャイはリーダーと一緒にゴール。


ゴール地点は空港らしく、セルフィニストが少ない。
リッチーのステージ優勝もあり、気持ち良く後片付けをする。

さて、今夜のホテルは昨日のホテル。つまり、またあの山越えをしなくてはならない。
幸い、藤間さんが昨日の非力なバスではない、普通のバスに席取りをしてくれた。


出発!と、思いきや、また給油を始めた。先にやっておけば...いいじゃん!!
あまり燃料臭くないので、「これって、ガソリン?」と聞くと、「違う、なんとかだ」と、英語とインドネシア語でやり取りする。とりあえず、ガソリンではないことを確認した。


タバコをくゆらせて。
彼らからすると、タバコでも吸ってなきゃ、やってられない作業なのだろうか。
それともあるいは、燃料の匂いをごまかすために、あえて吸っているのかもしれない。
インドネシア語が話せないので、知る術はない。


昨日越えてきた山々。今日も越えてゆく。


昼飯はゴール地点の物ではなく、藤間さんの用意してくれた白飯。自分で持ってきたオイルサーディン。
密林を眺めながら食べる飯も、悪くはない。見てくれは見逃して欲しい。

バスは後続車に抜かれつつも、快調に山々を越えてゆく。


途中でタバコを吸いながら給油して、21時にホテル到着。
いろいろありすぎて、1週間ぶりに訪れたような感覚だ。


さぁ、明日は何が起こるのか

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