Tour du Loir et Cher 2.2 5e étape

Tour du Loir et Cher 第5ステージ 97.5km

7.5kmを13周。ほぼクリテリウム。1km弱の緩い登りがある。
野中さんと2人になったが、ワンチャン狙って攻撃していく。

今日はばっちりウォーミングアップを済ませて、25分前にスタートラインへ。
ノルマンディで見覚えのある選手が1人、すでに並んでいたが大丈夫だ。
コミッセールも昨日の様なスタートの混乱を避けるために、スタートラインにテープを張って選手を後ろに並ばせる。

第1目標はスタートアタック。
完全に集団有利なこのコース。どのチームもエースをスプリントに送り込んでくるだろう。
総合で遅れているいわば”先行させたい選手”が逃げてくれれば、ラストに向けて集団も安定したコントロールをしやすい。ただしゴールライン上でスプリントポイントが設定されている周が2回あるので、メイン集団がどのように動いてくるかは、結局わからない。
ずばり自分は集団から先行させたい選手の1人であるのだが、そんな状況でよく決まるのがスタートアタック。もちろん、逃げ切る気でアタックをしていく。

スタート時間が近づいてきた。ふと見渡せば、自分は前から4列目に位置している。規制テープもいつの間にか、選手達の自転車に踏まれて力なくクタクタになっていた。
出鼻を挫かれた。もう、なるようになれ。

いざスタート。
スタートして1周目にはスプリントポイントが設定されているので、もし逃げが決まらなければペースは上がり続ける。
逃げは決まらず、ゴールライン後もペースは上がり続けるまま。
膠着状態が続いて中盤にようやく数名の逃げができるが、オーガナイズされた集団との差は10数秒を推移。

最後に向けて脚を溜める。遥々フランスに来たのは、集団に引きずられてパフォーマンスアップを狙うためではない。格上のヤツらと勝負に来たのだ。

ラスト2周に入り、集団前方でチャンスを伺う。激しい位置取りでどのチームもあまり列車をうまく組めていない。
恐らくこのままでは集団スプリントになるが、登りで隙を狙ってアタックを仕掛けたい。

だが、彼らも最後はまとめにかかってきた。
列車を組んできて、被されていき、じりじり後退していく。

最後のゴール前登坂では、もう集団後方。
安全な位置でゴールした。

5日間を通して個人的な脚のパフォーマンスは良かったが、勝負に絡めなかった。
やはり位置取りはロードレースの基本。
次に繋げていきたい。

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