20.8.17

シマノ鈴鹿ロードレース

シマノ鈴鹿ロードレース 58km 5.8km×10周

毎年恒例のレース。58kmしかないが全員が全員踏み倒すので、毎回苦しめられるレース。
チームとしては、各自で危険な動きに反応して、集団スプリントならば雨乞をスプリントさせる。

レーススタート。
ホームストレートの登りで一気にペースが上がる。脚が思うように回らない。
スタートライン上でスタートしたのに、いつの間にか集団後方。

前に上がれるタイミングで上がり、無駄脚を避ける為にアタックをかけていくメンバーと集団の雰囲気を観察しながら展開していく。

6周目に中島さんの入った逃げが先行している。結構差が開いているように見える。
パラパラと追走で2人3人とブリッジを掛けていて、集団も疲弊の色と牽制が窺える。
「これは決まるな」、という空気が感じられる。そうなれば、追走を掛けるならば早い方が良い。
うまく抜け出せるタイミングを見て、追走を掛ける。集団は引き連れない様に、数人はついてくる様に。
3人の追走で、すぐに先頭をキャッチ。自分らが最終列車になった。

マトリックス、UKYOをメインにこの逃げを決めにかかる動きで、ペースを保つ。
マトリックスは人数も揃えて吉田選手がいるし、UKYOは畑中選手がいて、このままスプリントになるとかなり分が悪い。
中島さんと元喜と展開についてコミュニケーションを取るべきだったが、キツくて暑くてその事に気が回らない。

ペースが落ちずに周回を重ねていき、決定的な動きもなく集団ひとつで最終周回。

このペースのままゴールまで持ち込まれるか。
ラスト半周の所で最後のペースアップに備えてか、ごちゃごちゃしながら若干ペースが緩む。
下りに入ればもう抜け出すタイミングは失われるので、逃げ切り狙いの一か八かのアタックを掛ける。今度は誰もつかない様に。
ホームストレートは見かけよりも結構登っているので、最後の集団スプリントのペースアップに飲み込まれない為にはせめて15秒くらいは稼ぎ出したい。
ノーマルヘルメットとゼッケンのポン付けが悔やまれる。

下りに入る直前に後ろを確認する(本当は気にせずに前だけ見るべし)と、スピードが出ているので開いているように見えるが、5秒くらいしか開いてない様に見える。
踏めている感触はあるが、さらなるタイムギャップを得る事はできず、最終コーナー手前で捕まってしまった。

中島さんが前方に位置取っているが、最後はフォローできずに流れに流されゴール。

久々のレースで、少々熱くなってしまって冷静さを欠いてしまった。
脚は良い感触だったので、後半戦連戦の準備はできていると思う。

17.8.17

悩み

ボーっとしているように見られるせいか、「悩みがなさそう」と、よく言われる。

ボーっとしているように見られるのは、いつも何か考え事をしている。からだと思う。
確かに考え事がぐるぐる回って深みにはまり、いつの間にかボーっとしている事はたまにある。
学生時に期末や中間テストで難問に当たった時に、あぁでもこうでもないと思考を巡らせているうちに、ハッと気付いたらボーっとしていた経験は無いだろうか。そんな感じである。

何かひとつ悩み出すと、そういえばあれもこれもと枝葉に及ぶタチなので、一応人並みに悩むことは多いと思っている。

そんな悩みのひとつに、つむじが二つある事がある。
通常の位置に一つと頭部前方に一つあるのだが、二つとも同じ向きで回っているので、毛並みの渦がぶつかり合う所で、右に向いている毛並みと左を向いいる毛並みの部分ができてしまって、これに難儀する。
ご存知の通り、汗をよくかくので髪は短いのが好みであるが、短くすると髪が毛穴の向きに真っ直ぐになるので、頭頂部が二つに割れているような姿になってしまう。

だから何だという話なのであるが、結構気にしている。
あと両腕にもつむじがある。

回るといえばホイールだ。
自転車乗りとして、フレームにどのホイールを履かせるかというのは永遠のテーマだ。
ホイールの性能は千差万別。ホイールの種類だけ、乗り味も変わってくる。
オシャレは足元からなんて言われるけども、ファッションのみならず、ロードバイクにおいてもルックスの印象に大きく影響を与える。

キナンサイクリングチームの足元を支えるのは、FULCRUMのホイールだ。
チームにも何種類かのホイールがあり、レースの度に何を履こうか悩んでしまう。


FULCRUM SPEED 55T
チームでの使用率が1、2番に高いホイール。



装着するだけで、速そうになる存在感だ。
その圧倒的存在感ながら、重量は前後合わせてわずか1280g(F:564g、R:716g)。


その名の通り、リムハイトは55mm。リム幅は現在主流になりつつある、ワイドリムの24.2mm。
光り輝くそのカーボン柄は、もちろんフルカーボンリムによるもの。
見れば見る程に、カーボンの織り成す複雑な世界に引き込まれてしまう。


前後ハブともに、カーボンボディにアルミフランジで剛性と軽量性を両立。
CULTベアリング装備で、ベアリング部の抵抗を最小限に。
CULT(Ceramic Ultimate Level Technology)ベアリングとは、グリスをも必要としなくなる程の高精度・超耐摩耗性の処理が施されたセラミックボールとボールレースによって作られるベアリング。
手で回してみるとちょっと心配になる程のハブの軽さだが、ここまでハブに関するトラブルは無いそうな。


スポーク、ニップルは質実剛健のステンレススポーク・ニップル。
メンテナンスのしやすさにも寄与している。

今年からFULCRUMのホイールを使い始めて、共通して感じられる”硬さ”を覚えるようになった。
芯のある硬さというか、ホイールの中心で踏力をしっかり受け止めるような感覚。これは、精度と剛性の高いハブによる恩恵だと思われる。
回転体の要であるハブの作りによってホイールの大きな特性が決まって、リムによって方向性の違いを出しているのかな、という印象を受けている。

そのSPEED 55Tを使った感想。
踏み出した瞬間、後ろから「スーッ」と押し出されるような感覚。
ディープリムによる高いリム剛性と短いスポークによって、踏力が逃れることなく前に進む力になっている感じがする。
とにかく硬いのだが、リム重量の軽さによってイヤな硬さにはならないのが凄いところ。

他のモデルのSPEED 40TRACING ZEROなどと比べると”シャキシャキ感”は少ないが、十分な振りの軽さはあるし、横剛性も非常に高いので、ダンシングによる加速もシャープに気持ちよくスピードが伸びていく。


なので、リムハイトだけでみると平坦系のレースを主として履いて行きたくなるような気もするが、40Tよりも55Tの方がオールラウンドな性能を持っていると感じる。
クライマーであるトマも、富士山あざみライン以外では殆どSPEED 55Tを好んで使っているのを見ると、”登りでも戦えるディープリム”なんだなと感じられる。


もちろん、平坦ではディープリムによる高剛性・空力性能を遺憾なく発揮する。
やはりディープリムとしての性質として、巡航性能が非常に高い。
よく感じるのは、”ビタッ”と路面を舐めるように転がる安定感、”スーッ”と滑るように押し出されるような推進力。


安定感に優れているので、非常にコントローラブル。路面を的確に捉えるので、コーナーも攻めていける。
ただ横剛性の高さによって、バンプがあるような高速コーナーではコントロールがややシビアになるか。

脚質や使用条件、好みなどで、レースに合わせて使い分けていくのであるが、「やっぱり、あっちの方が良いかも...」「今日の展開ならどっちだろうか...」などと、毎回贅沢な悩みに苛まれている。

さて、今週末は毎年恒例の鈴鹿ロードだ。
やっぱり55Tか。アタックをかけまくるならRACING ZEROも捨てがたい。40Tで脚を溜めて最後に爆発させるのも良いかもしれない...

続く。

FULCRUM

11.8.17

宿敵

今日は山の日らしい。

百姓の家柄なせいか、海よりも山派な自分は、今日も山奥で追い込んでいた一日であった。

選手を始めてからというもの、年々祝日やら曜日感覚やら文化的意識が低下してる気がして、どうにもいかん。
一方、季節や気候の変化などは敏感に感じるようになってきた。

四季の中で一番好きな季節はと聞かれると、やはり夏であろうか。
いや、これから迎えるであろう秋の、あの哀愁漂う雰囲気の中でセンチメンタルになるのも好きである。
かと思えば、冬のツンと張り詰めた空気の中でシーズンに向けて黙々と乗り込むのも捨てがたい。
各地でシーズンが始まって、胸の鼓動(こないだ久々に190bpm越え)が高まり、新緑の山々を駆け抜ける春も好き。椿だし。
そうとくればスイカの食える夏が近づきテンションが上がって...

自転車競技のシーズンは実に長い。
ロードに関しては、キナンサイクリングチームも2月に本格的なシーズンインとなり、11月までレースがある予定だ。
そんでもってオフシーズンになれば、MTBやシクロクロスを繰り出す始末である。

一年中サドルの上でペダルを回してばっかりで、自分でもよくもまぁ嫌にならないもんだと不思議になるが、好きなもんは致し方ない。

さて、自転車スポーツは負担の少ないスポーツとされているが、競技として1年ブッ通しで走っていれば、何かしらのケガや不調には必ず悩まされる。
各選手様々な悩みがあるかと思うが、共通して悩まされた事が1回はあるのが”股ずれ”だろう。

先にもA.Hansen選手が股ずれにより、ブエルタの出場が危ぶまれたニュースが記憶に新しいところ。
過去にも有力選手の股ずれによるレース出場キャンセルや、リタイヤなどのニュースが度々報じられてきている。
経験した事がある人ならばお分かりいただけるであろうが、もうサドルになんか座っていられなくなるのである。

今一度確認しておくと、”股ずれ”はサドルに座った際に、パッドに触れる部分の擦れによって炎症・出来物ができてしまう症状。
”股ずれ”と侮るなかれ、ひどくなると手術が必要になる場合もある。

自分も油断しているとたまになってしまったりして、なかなか厄介である。
そんな股ずれであるが、ある程度発生しやすいタイミング・状況がある。
パッドとの摩擦が増える事によって股ずれが発生するのであるが、その原因はひとつではないと考えている。

①湿度の変化
自分が考え得る原因の中で、一番発生する事が多い。
・湿度が上がる場合
パッドに水分が含まれると摩擦が大きくなって、股ずれになりやすくなる。
高温多湿で汗をかいたり、雨天時、水を被る、などでパッドが水分を含みやすい。
・乾燥している場合
特に冬季に起きやすく、寒さや乾燥によってあかぎれのようになってしまう場合。

②裏腿のハリ
疲れたり体幹が抜けたりして、下肢の力(特にハムストリング)に依存したペダリングになった時に起きやすい。
踏み込みの時にハムストリングが優位に働くとエキセントリック収縮になり、坐骨が引っ張られて圧力が上がり、摩擦が増えてしまうからだと考えている。
入念なストレッチやマッサージを施すと、改善することが多い。

③サドル
意外と多い落とし穴なのが、サドルのへたり。
少しづつ変化していくので、なかなか気付きにくい。へたった状態が好みの人もいるけども。
どんなサドルもいつかは必ずへたってくる。あまり変化していない様に感じていても、新品と座り比べると明らかに感触が違う。
サドルのクッション部分はもちろん、ベースとレールのしなりの減少による振動吸収性の低下も原因のひとつとなり得る。
また、サドルにどっかりと座る様なポジション(サドルが高すぎ低すぎたり、上体が立ちすぎたり等)だと、体重がサドルに集中してしまうので改善をお勧めする。
身体に合っていないサドルの場合は、言うまでもない。

④疲労
例えば1日4時間走って、平均ケイデンスが90rpmだったとする。すると実に、21,600回も脚を回していることになる。2万回である。衣類であろうとも、2万回も擦れていれば何も起きない訳がない。
疲労が溜まっていると、傷の修復や雑菌に対する抵抗力が落ちて炎症・出来物が発生しやすくなる。

股ずれが発生してしまった場合は、自転車に乗るのを控えるのが最善。患部を清潔に保ちケアをしっかりして、ちゃんと治癒してからライドを再開すること。特に出来物ができた場合は再発しやすいので、結果的に見ると乗らずに完治させた方が早く治る。
選手の場合はそれでも基本的には乗り続けるのが辛いところ。

いずれの場合も、股ずれになる前の予防が大事である。
有効な手立て、というか唯一の予防策はシャモアクリームを塗る事である。
何度も言うが、雨の日や湿度が高くて汗を大量かきそうな時、長いステージレースや合宿で乗り込む時には、念入りに予防する。

最初はワセリンを塗っていた。
ワセリンは摩擦を減らすが抗菌防菌作用がないので、雑菌が毛穴に入ると出来物ができてしまう。
次に使用していたのが薬用軟膏。
レーパン内部をクリーンに保てるが、長時間のライドだと汗などで流れ落ちてしまうのが玉にキズであった。

そんな現在、頼りにしているのが...



Ignore Sports Aroma Chamois GEL
高純度白色ワセリンベースのジェルである。


蓋を開けると爽やかな香りが。
丁度良い容量なので、遠征先でもバッグのポケットに入れておけるので、携帯性も高い。


ワセリンによる長時間の潤滑性と、配合されている各アロマオイルによる抗菌・抗炎症効果の良いとこ取り。
伸びが非常に良いので、上記の原因に対して少量で十分な効果を得ることができる。
長時間のライドに耐える持続性がありながら、シャワーを浴びる際にはすぐ流せるので衛生的に使用できる。

股ずれ問題は、自転車を愛する全てのサイクリストに起こりうる。
気付いたら股ずれになっていた、という場合が多いので、予防が非常に大切である。

苦手不得意な事というのは、どうしても避けていきたいもの。
股ずれにしろ、どうにも避けて通れない事ならば、上手く付き合うことを考えた方が何かと上手くいくものだ。

かつて先輩に、「何とも思われないよりは、嫌われろ」という格言を頂戴したことがある。
フランスに飛び出すという話をしている時に、フランス人達の顔色を窺ってナメられるよりも自分の主張をしっかり伝えて「こいつはこういう奴なんだな」と”認識”されろ、という先輩の教えであった。

そんな有難い言葉を胸に、よく言う口癖は、

「うん、いいんじゃない?」


Igname Sports Aroma

5.8.17

AACA 第8戦

AACA 第8戦 長良川特設コース 102km 5.1km×20周

朝に降った雨が上がり、超高湿度な条件下のレースとなった今回。
コースレイアウトに若干の変更があり、コースのキツさが少し下がった。

上がり調子できていて、追い込んだレースをしたいところ。
今日は人数の揃っているチームが少ないので、キナンチームは自分、元喜、健児VS雨乞、野中、阿曽VS中島、の3ペアに分かれて戦略を組み立てることに。
自分たちは前半は静観しつつ、後半に人数を絞ったグループを作り自分の勝ちを狙うことに。

スタート後、最初の逃げに健児が入り、他の有力どころや雨乞チームに脚を使ってもらって落ち着いてレースを進めていく。

中盤に元喜と一緒に追走で先頭まで追いつくが、後ろから集団も迫ってきている。
そこで更に健児が抜け出して、常に有利な戦況でレースを進めていく。

ラスト6周?くらいで先頭と集団が一つになり、振り出しに。
ドンパチのカオスが始まるが、危険な動きに元喜と反応していく。

ラスト4周でインタープロが1人抜け出して、キナン勢が先頭付近でお見合い。
ここは後ろに誰もつかないようにアタック。前との合流を図る。

前と合流して、踏み続ける。
途中で中島さんと阿曽?が入った追走が迫ってきて、脚を残して待つべきか、踏み続けるべきか悩む。インタープロ水野選手もスプリントが強そうなので、更に人数が増えるとあまり宜しくない。初戦の二の舞は避けたいところ。だが協調はもらえているので、ここは攻めの逃げ切りを狙う。

ラスト1周、コの字のカーブ明けの立ち上がりで後ろに車間が切れているのを感じる。
そのまま踏み続けると、先行できた形に。そのまま踏み続ける。

最後まで踏んで、単独で逃げ切り。久々に勝った気がする。

序盤からの健児の先行、中盤からの元喜の動きでかなり脚を溜めながらレースを静観できたので、最後はゴールまで踏むだけで良かった。
広島では不甲斐ない走りになってしまっていたので、次はどこかでお返ししなければならない。

後半のハイライトに向けて、いい刺激とモチベーションが得られた、楽しい1日であった。

29.7.17

キナン

メインスポンサーであるキナンとはご存知、現会長でいらっしゃる角口賀敏会長が和歌山県新宮市に創業された「株式会社 キナン」のことで、建設機械のレンタルリースメンテナンスを行う会社だ。
レンタルラインアップのページは眺めているだけでも面白い。

他にも温泉施設の運営(熊野の郷)、クリーンエネルギー事業や農作事業(スノーベリーファーム)までも展開している。
松阪にある近くの「松阪温泉 熊野の郷」もよく利用させて頂いている。個人的なお勧めは麦飯石の”くり抜き風呂”。丁度良い広さと深さの浴槽で大の字になり、これがまた絶妙な湯加減で、極楽至福のひとときを過ごすことができる。つい、寝入ってしまうほどだ。
和風風呂と洋風風呂が男湯女湯と入れ替わるが、どちらにもあるので安心。
館内にはカフェ・レストランも営業しているので、一日中館内で過ごすこともできるのだ。

またキナンの紀南地域とは、紀伊半島の南部、和歌山県と三重県南西部に相当する地域である。また牟婁、熊野地域という呼び方にも馴染みがあるだろうが、ほぼ同じ地域を指している(諸説あり)。
温暖で湿潤な気候で、神秘的で深い森が多く残る地域だ。

伝承されてきた神話が数多く残り、古くから神仏信仰や修験の地として有名で、神仏習合の熊野信仰による熊野詣も行われてきた。信不信、浄不浄を問わず、一般庶民から貴族までが、全国各地から世界遺産にも登録された熊野古道(紀伊路や伊勢路等々、現在も多くの古道が残っている)を通り、あらゆる人々に開かれた熊野信仰による熊野詣の旅をしてきたようだ。蟻の熊野参りほど続いたよう、という諺もできたほど。
そして徳川御三家で唯一、幾多の征夷大将軍を輩出した紀伊徳川家の領地でもあった。テレビドラマの白馬に乗った暴れん坊な将軍として有名な、徳川吉宗もこの地で生まれた。
同じくして白い暴れ馬を操り、颯爽と現場に在らせられる角口会長もまた、この地のお生まれだそうだ。
やはり、傑物・豪傑を輩出する土地柄なのであろう。

現体制のキナンサイクリングチームは熊野地域の唯一のプロスポーツチームとして、国内のレースやイベント活動を通じて熊野地域の地域活性化とスポーツ振興に貢献するために2015年に発足。

できたてホヤホヤのチームであるが、すでにUCIレースや国内レースでの勝利を量産している。

レース転戦だけでなく、加藤GMを筆頭に、年間を通して様々なレース・イベントも仕掛けている。今年もツールド熊野を始め、KINAN AACAカップサイクルデイin熊野白浜クリテリウム三重あそび(プログラムの一環として)、いなべヴェロフェスタ(2017.9.23)、熊野古道ヒルクライム(2017.11)、ヴェロフェスタinモリコロパーク(2017.12.17)などなど...

今後もロードレースを通じて地域を盛り上げるレース・イベントをどんどん仕掛けていくそうなので、乞うご期待。

ということで、次は8/5 KINAN AACAカップ 第8戦
久々の長良川コース。各クラス、毎回違う展開になり、一筋縄ではいかないコース。
未だに混沌としている年間チャンピオンの行方にも注目だ。

ぜひ、ご来場を。

24.7.17

おひとりサマータイム


汗が止まらぬ。
日差しと気温が、日に日に強まってくるのを感じる。

多くのイベントが開催されたりして、一番盛り上がる季節だろう。この夏休みに自転車を始められる方も多いだろう。
ただ、楽しさのあまりに体調管理を怠ってノックダウンしては、せっかくの楽しさも半減・台無しである。
夏の暑さは冬の寒さと違い、下手をすれば生命の危機に直結することがあるので注意が必要。
夏の盛りを迎えるこの時期、少しでもリスクを減らすために準備をしていく。

まず、起床時。
寝ている間に大量の水分が体内から失われているので、まずコップ1杯の水を飲む。キンキンに冷えたものより、白湯、あるいは水道から出したものが良い。
起き抜けは体内の循環が悪く、内臓の働きも低下しているので、いきなり冷たい物を入れると負担が掛かる。
そして朝食前に軽い運動をすると良い。

朝食時。朝食は普通に食べる。
朝の爽やかな空気の中で飲むコーヒーは最高にウマい。
ただ、あまり飲みすぎないようにしよう。ご存知だとは思うが、コーヒーの利尿作用によって体内の水分を失われすぎないように気をつけたい。

出発準備。
まず日焼け止めは絶対塗りたい。アームカバーやレッグカバー、暑さ対策のバンダナ等も良い。
夏場で山奥に行く場合はベスト(急な雨用。ヘルメットキャップを忍ばせても良い)、補給食、スポーツドリンクの粉。
身体の体温を下げようとするエネルギーはかなりでかい。普通に走っているだけでも、消費カロリーはかなり大きくなる。暑い中での連日の練習で回復が追いつかず、あまり走ってないのにエネルギー切れを起こしてしまうことがよくある。
出発前に、脱水量を推測するために体重計に乗っておく。

出発する時間は早ければ早い方が良い。出来ることなら、日の出と共に出発したい。もちろん、無理なく継続できるリズムが一番大事。
気温が上昇を始める11時くらいには家の近くまで戻ってきているのが理想。4時間のライドを予定しているのであれば、7時くらいには出発していたい。
気温が30℃を超えてくれば、とにかく必要以上に、水分補給(飲み過ぎもダメ)、体温を上げない・下げる、ムリをしない、を徹底する。
個人的には31℃を境に、風の暑さが汗の気化による冷却効果を上回ると感じる。

コースは太陽の動きを考えながら山間部を抜ける様なルート選択をすることで、直射日光を避けた気温の上昇が少ない道を走る。
そして一番肝心なのは、常に水の補給をできる地点を通過していくこと。走り慣れている場所ならば、どこに水道があって、あれが最後の自販機で...と、ボトルの水切れ対策ができる。
初めての土地で走行するならば、ルート計画を立てる際に、コンビニ・商店の位置を確認しておき、無理のない休憩計画を組み込む。人気の無い山奥で水切れを起こしたら、まさに気力で走らざるを得ないことになるので注意が必要。
走行予定ルートに水分補給ルートが見当たらない場合は、背面ポケットにボトルを追加しておくと安心。


自販機やコンビニのないフランスでは、常に水補給のできる湧き水(eau potable)やカフェ等を見つけておかないと、夏場に練習ができない。
写真の水場は、下の蛇口は”eau potable”だが、上は”eau non potable”なので、注意が必要。

猛暑の中で脱水・エネルギー切れを起こすと、悲惨である。
踏めなくなる→スピードが上がらない→体温が上がる→集中力が下がる→踏めなくなる...の負のスパイラルに陥ってしまう。


ポケットには充分な補給食を詰め込んで行こう。
他にスポーツドリンクの粉を携帯しておけば、水さえ手に入れば汗で流れ出たミネラル類を補給できる。バナナは超優秀な補給食であるが、擦れるとジャージを黒く汚してしまうことがあるので、なるべくジャージに直接触れないようにしよう。


寮で食べているのは”丸山千枚田米”。まさに、KOM(e)である。
トマがツールド熊野のステージ優勝した時の副賞である。とても美味しいお米(KOMe)なので、ぜひ一度ご賞味頂きたい。
ビタミン・ミネラルを補給するために、雑穀などを一緒に炊いたご飯のおにぎり等も良いかもしれない。
消化が悪いので敬遠されがちだが、海苔もズバ抜けた量のビタミン・ミネラル類を含んでいるので、少し巻いておくと良い。かもしれない。

エネルギー切れでなくても、この炎天下、毎日何往復も同じ峠で追い込んでいては集中力が切れてしまう。たまにはおにぎりでも握って、峠の頂上でピクニック的な休憩をすると気分転換になって非常に良い。
食中毒が怖いので、前日のうちに素手で触らずに握っておいて、冷蔵庫に入れて冷やしておく。1膳くらいの大きさに握れば2〜3時間くらい、ポケットに入れておいても温かくならない。


峠の麓でお茶でも買って首袖に挿しておけば、冷却効果も得られるし、頂上に着く頃にはなんとも丁度いい温度になっているので、とても美味しく戴ける。ベストもこの時はランチョンマットとして使える。
辿り着いた頂上で食べる自分で握った握り飯は、やはり格別のウマさである。

あまりにも暑く感じるならば、頭、首筋、脚部に水を被る。ただし、冷えてないと意味がないと考えている。
基本的には汗が気化することで、体温を下げている。ぬるくなった水を被っても、気化を邪魔しているだけの気がするのだ。
それならば少し湿る程度に垂らすか、飲んで体内に取り込んで汗にした方がいい。


オーバーヒートしたなら、ジャージのまま川に飛び込んで冷やすのもアリだ。
自分も時々、飛び込んで遊んでいる。

帰ってきたら、できれば冷水シャワーを浴びたい。
暑い中で酷使した身体は炎症を起こしているので、冷やすことで身体の回復を早める。
なにも「ヒュッ」となるほど冷たくなくて良いので、気持ち良いと感じる温度の水で浴びるのが良い。
まぁ、自分はメチャクチャ冷たいシャワーを浴びるけど。

そして、意識して水分補給する。練習前と体重を比較して、損失分以上の水分を補給しよう。体液が薄まっているので真水よりも、フルーツジュースやスポーツドリンクを薄めたものが良い。水分の多く含むフルーツも美味しい。天然のガス水もいい。
カフェインの入っているお茶やコーヒーはなるべく避けたい。もちろん、アルコールも控えるように。
滝のように汗が流れたならば、基本的に水を飲み過ぎても飲み過ぎることはないはず。
ただし、あまり冷やしすぎたものばかり飲むと内臓が冷えてしまい、体調を崩してしまうこともあるので注意したい。

身体のケアは十分にしよう。

しかしまぁ、水分補給、フルーツ......ついにこの季節がやってきた。
店頭にも並び出し、売り場に夏の青臭さを漂わせている、あいつが。

何を隠そう、無類のスイカ好きである。

丸く可愛らしくて黒い縞模様がユーモラスな雰囲気を漂わせているが、ひとたび割れば、燃えるような赤、唯一無二の突き抜ける香り、溢れんばかりの果汁、幸福感を感じさせる甘さ。
好き過ぎて、3日間(昼夜朝昼夜朝)をスイカだけで過ごした事もある。
さすがにタンパク質不足だと思ったので、最後の昼はデザートとして戴いた。


フランスのスーパーにも並ぶ(スペイン産やギリシャ産など、色々な産地がある)のだが、1個あたり€2〜5くらいの安さで売っているので、夏場は買い物に行く度にスイカを買っていた。ただ、当たり外れが多い。日本のスイカは適当に選んでも、あまり外れる事が少ない気がする。
商品棚に積み上げられたスイカの山の中から、いかに甘くて水々しいスイカを探し当てるか、毎回真剣勝負であった。
東洋人が鬼気迫るしかめっ面で10〜20分もスイカを吟味していたので、相当変な奴だと思われていたに違いない。
色々な選び方があるようだが、縞模様がハッキリしている・凹んでいる、上部が凹み下部が窄み過ぎない、ツルから蜜が染みている、重さ、で見分けている。
叩いて音で判断するのは、個人的に難しい気がする。

子供の頃からの夢のひとつに、特大のスイカの皮を削いで身だけにして、丸ごとカブりつくというものがある。
丸齧りの魅力は、食べ進めるごとに甘さが増していくことだと予想している。
中心部が一番甘いので、好きな物を最後に取っておく派の自分に最も適した食べ方だと考えている。最後の最後まで中心部を残しておき、最後に口いっぱいに頬張りたいと思っている次第だ。
夢が実現した暁には、改めてご報告したい。


また切り方も、縦に黒い線に沿って薄く切りたい。そう切ることによって、中心部の甘い部分→外側の水分の多い部分...と何度も楽しめるからだ。そのままかぶりつく派なので、外皮のギリギリまで食せるというメリットもある。

塩をかける、とうものが有名であるが、余程のハズレに当たらない限りはそのまま戴くのが好きである。それに、せっかくカリウムを摂取できたのに、塩をかけてはもったいないではないか。
万一にそのハズレに当たってしまった場合は、醤油や味噌で戴くのも悪くない。
スイカもいわばキュウリの類である訳だから、合わないことはない。

ただ、砂糖だけは解せぬ。
邪道とまでは言わないが、しっかりと品定めができていれば砂糖などかけなくても良いはずだ。


しかし、やたら蒸し暑いなと気になったので調べると、寮近辺は夏は暖かい南風と黒潮の影響で高温多湿な気候になりやすいようだ。通りで熱が篭るような暑さだと感じる訳だ。
寮からすぐの尾鷲市となると、日本で4番目に年降水量が多い地点だそうな。
そして冬は北西からの風が紀伊山地を越えてくるために、キンキンに冷えて乾燥した風が吹き下ろしてくるのでえらく寒い。おかげで今年は三重県から外に出て、寒いと感じたレースはなかった。

J'adore.

19.7.17

ほら、そこに

レース期間が空いて、そろそろ遠征に飛び出したくなってきた、今日この頃。

レースシーズンが始まれば、長くても2週間くらいしか同じベッドに寝ることがない生活を7年も送ってきたせいか、1週間も同じ寝床で寝起きし始めるとなんだかウズウズ落ち着かなくなってきてしまう。
性根の部分で遠征や遠出、旅行が好きなもので、というか飽き性なのか、常に新しい道・景色で走りたいという欲求が強い。松阪に来て半年経つが、未だに新規開拓地を探し求めている。少しでも信号の無い平坦区間や峠道を見つけた際には、すぐに「ここなら◯分くらいのメニューができそうですね!」と興奮してしまう。ついにはあの穏健な野中さんに「しつこい」と釘を刺されてしまった。
練習では一度通った道は絶対通りたくない派(周回練習は好き)なので、練習ルート設定には毎日苦悩している。

レース遠征に行きたい理由が、実はもうひとつある。
あまり書くと叱責を頂戴するかもしれないが、ずばり”出費が減る”ことである。
キナンサイクリングチームでは遠征滞在中の食事はチームが全部準備をしてくれるので、出費の大半が食費に消える自分としてはとてもありがたいのである。
いやはや、自分なぞしょんべん臭い洟垂らしに常に万全のサポートをして下さるスタッフの方々には、本当に頭の下がる思いで一杯である。

思えば競技を始めた高校生の頃は、手持ちの小遣いのほとんどを自転車関連に費やしていた。宿泊費、遠征費、パーツ、消耗品...
高価で買えないパーツやホイールなどは、クラブチームの先輩に拝借したりしていた。
ただ、ジャージの類はやはり自分で用意しなければならなかった。機能的なサイクルジャージも安い物ではないので、ケチって1セットをずーっと着まわしていたものだ。
レーパンも1着だけで1年半使っていた気がする。冬用タイツなんて、一度も自前で買うことがなかった。

自分が思う自転車機材でお金を使うべき順位は大まかに、
1、消耗品(月単位で減るもの。ブレーキシュー、タイヤ、ワイヤー、チェーン、ケミカル類、等)
2、身に付ける物(シューズ、サドル、ハンドル、ヘルメット、ウェア)
3、工具(最低限でよい)
4、フレーム、ホイール(上記の物を余裕を持って(特に消耗品)揃えた上で、予算を決めて選ぶ)

自分もそうだったが、真冬に半袖レーパン指切りグローブに薄いベストだけとか、伸びきってしまいバタつくウェアとか、ウェアはパフォーマンスに影響を与えるのでちゃんとしたものを揃えよう。
そして前回でウェアの耐久性について述べたが、ウェアの中で一番消耗するのはソックスではなかろうか。
レースに入賞したり出走すると貰えた副賞のソックスを溜め込んでいたものの、そのストックは常に不足していた気がする。やはりスポーツタイプの薄手の生地で硬いロードシューズを履けば、ソックスが受けるダメージは高くなってしまうようだ。

だが、ついにサイクルソックスの完成系がここに...


EXTREME LIGHT PRO SOCK
生地の薄さとフィット感は最高だ。


通気性にも優れていて、嫌な蒸れも感じない。
”メリルスキンライフ”と呼ばれる生地糸を採用したことによる防菌・防臭作用が非常に優れていて、長い期間使用したり部屋干ししてきても、嫌な臭いが全く発生しない。
この防臭性は、かなり高いものと感じている。


ダブルカフによって耐久性とフィット性を向上。
緩んでずり落ちてきたりしないので、スタートからゴールまでしっかりカフ部を維持してくれる。

そして、その耐久性。


半年ほぼ毎日(雨天時に使用する黒とローテーション)履き続けて、ようやく爪先の跡がついた?くらいの耐久性だ。


一番擦れる部分である裏側も、ほつれたり弱くなったりしない。


手頃な価格で”Made in Italy”のクオリティを感じることができる。
2足もあれば、余裕で1年を乗り切ることができるだろう。


同社のNORTHWAVE EXTREME RRとの相性は最高。
集団の中でも、いち早くキナンのライダーを見つけられるのではないだろうか。


目立つ蛍光イエローは、視認性抜群。
国内展開は、YELLOW FLUO、BLACK GREY、LOBSTER ORANGEの3色。

最近は補給場所のスタッフを探す時も、ジャージで見分けるよりもこのシューズで見分けた方が、早く見つけやすいことに気づいた。
混雑した空港や駅ではぐれてしまっても、足元を見ていればチームメイトをすぐに見つけることができる。

ぜひ。

NORTHWAVE JAPAN
株式会社 ウィンクレル